拍手禁止は「議会の掟」
議会ネタでもう一つ。
僕ら「高岡愛」が質問した今月14日、
実に多くの人が傍聴していました。
これまでにない、傍聴人の数だったといいます。
そこで、「異変」が起きました。
嶋川議員と僕が質問した後、拍手が起きたのです。
この拍手した傍聴人は周囲の雰囲気を気づき、すぐに拍手をやめましたが、
これ以上やると、注意を受けます。
議会で、傍聴人が拍手するのは禁止されているからです。
高岡市議会傍聴規則では、
「議場における言論に対して拍手その他の方法により公然と可否を表明しないこと」と
明記されているのです。
拍手もできない。それが「議会の掟」なのです。
その「掟」自体、本当に正しいのか。
改革派の知事として知られた鳥取県の片山善博氏が
著書「自治体の自立塾」という本の中で
拍手を容認するよう訴えています。
開かれた議会を実現するうえで、大事だというのだ。
「地方自治は民主主義の学校と言われ、その民主主義社会では住民が主役のはずだ。
ところが、その民主主義を最前線で具現化すべき地方議会において、
住民に発言の機会がないどころか、言葉を発することも、
拍手で賛意を表すことも禁じられている」
「地方議会がこんなありさまだとすれば、多くの住民がこれに違和感を覚え、
不信の念を抱くにいたっても不思議ではない」
「議場の審議を妨害するような場合を除いて、傍聴人が
議員の発言に賛意を示して拍手することぐらい許されていい」。
僕はこの片山さんの意見に賛成です。皆さまどう思われますか。