やむにやまれぬ大和魂

今月に入って、数多くの友人が高岡を訪れています。

鹿児島からは、小さな集落「やねだん」の豊重哲郎さん。

僕の地域活性化の師匠です。

この地には、年間5000人もの人が全国から視察に来ます。

さらに、元総務省の官僚で、今はベンチャー企業の役員をやっている川端元子さん。

高岡高校の後輩で、公民連携などさまざまなプロジェクトを手掛けた人です。

 

また、文春砲の生みの親、文藝春秋の新谷学さん。

新谷さんは、週刊文春でスクープを連発。さらには、月刊の文藝春秋でも話題の論文を次々に掲載し、

世の中を沸かせています。僕にとっては、40年来の友人です。

外の人を呼び、市民の方に話を聞いてもらう。

その狙いは、高岡の人に外の世界を知ってもらいたいからです。

 

新谷さんの話で印象深かったのは、財務省の矢野事務次官の論文の話です。

矢野さんは日本の財政の危機的状況を訴えました。

しかも、その論文が掲載されたのは、総選挙の直前です。

総選挙をにらんだ与野党のバラマキ合戦に

「もう黙っていられない。このままでは日本は沈没する」と

月刊誌に寄稿したのです。

「最近のバラマキ合戦のような。政策論を聞いて、やむにやまれぬ大和魂か、

もうじっと黙っているわけにはいかない」。

 

文藝春秋側との原稿のやり取りの中で、矢野さんは

やむにやまれぬ大和魂」という言葉を

入れてきたと言います。

 

これは吉田松陰の言葉です。

こんな意味です。

自分が正しいと信じることのためには、行動し続けるべきである。

その結果、自分に不利益があっても、正しい道ならば進み続ける。

それが武士道である。

吉田松陰は、ペリーの黒船が来航した24歳のとき。アメリカへの密航を企てたものの失敗し、牢に入りました。

この後の言葉が「やむにやまれぬ大和魂」なのです。

矢野さんの論文には賛否両論あります。

ばらまき政策をやっても、日本は全く影響ない。

財務省はオオカミ少年だという意見もあります。

 

しかし、僕は、勇気を振り絞った矢野さんに敬意を払いたい。

政治家はとかく、選挙を意識して、

ばらまきが得意なのです。

そんな中、警鐘を鳴らす人は必要です。

イエスマンばかりではだめなのです。

気概をもった政治家や官僚が必要なのです。

 

さて我が高岡市。やはり「やむにやまれぬ大和魂」が必要です。

財政が良くなったとして、手放しで喜んでいてはいけません。

国からのコロナ交付金が高岡にも来ているため、

高岡の財政は潤っているのです。

自律的に財政が好転するのは、もう少し時間がかります。

政治家は、見て見ぬふりをしていてはいけないのです。

 

5日、新谷氏の北日本政経懇話会での講演を聞く

新谷氏を招いてもう一度講演

6日 会派説明

川端さんのコーチングを高岡市の女性たちに

7日 高陵小学校の入学式

広報公聴委員会

市民の方と市役所での陳情同行

8日 市民への挨拶、広小路

高陵中学校の入学式

六渡寺海岸や万葉歌碑を回る

9日 支援者との打ち合わせ

サカサカでのイベント出席

福祉関連の人と会合

10日 朝市

サンダーバーズの野球観戦

自民の国会議員との会合