私利私欲なき山岡鉄舟に学ぶ
今話題の近藤勇の「甲冑」。寄進したとみられるのは、
幕末から明治にかけて活躍した山岡鉄舟です。
書を大量に書き、国泰寺を再興した人物です。
私はこの鉄舟を尊敬しています。
日本を救った人物だと思っています。
山岡は、江戸城無血開城の陰の立役者だったのです。
新政府軍は1868年3月、江戸に攻め入ろうとしていた。
総勢5万人。総攻撃は3月15日に決まっていました。
率いていたのは、西郷隆盛です。そして、江戸に入る6日前の静岡。
敵地で、山岡は、西郷を説得しました。命がけです。
「江戸を火の海になさらぬようお願いします。民を助けてください」。
鬼気迫る山岡の言葉に、西郷はたじろいだのです。
勝海舟と江戸で会談する前に、山岡との会談で、腹を決めました。
最終的な勝海舟との会談の後、
西郷は、山岡についてこういいました。
「生命もいらぬ、名もいらぬ、金もいらぬ、といったような始末に困る人ですが、
そのように始末の負えぬ人でなければ、天下の大事は語れないものです」。
「生命もいらぬ、名もいらぬ、金もいらぬ」。
つまり、山岡は私利私欲なき人だったのです。
この山岡の生き方に強烈な憧れを抱いています。
「有名になりたい。お金がたくさん欲しい」。
そんな欲を捨てなければなりません。
私は、故郷、高岡で市議会議員として活動しています。
私利私欲をなくし、無私の精神。
山岡鉄舟に学び、市民のための政治を実践します。