高岡にも新たなニュートン!
今週は定塚小学校、高陵中学校の卒業式に出て、
改めて思いました。
子どもたちは大変な生活を送ったのです。
休校や学級閉鎖などを余儀なくされ、
自宅にいたのです。
私はそんなことを聞きながら、時代は変革させる動きが実は密かに
進んでいるのではないかと期待しています。
感染症は、時代を変革するからです。
かつてヨーロッパを恐怖のどん底にたたきつけたのは、ペストでした。
ロンドンだけでおよそ10万人が死亡した。街は悲惨な光景でした。
「ロンドン塔まで歩いた。だが、主よ、通りはなんとがらんどうで淋しく、かわいそうな病人たちが出歩いているが、皆腫物ができている。歩いている間にもいろいろ悲しい話を耳にした。皆、この人が死んだ、あの人は病気だ、ここでは何人、あそこでは何人、などということばかり取り沙汰している」(ピープス氏の秘められた日記、岩波新書)。
このころ、ある若者の運命が変わりました。
アイザック・ニュートンです。ケンブリッジ大学で研究生活を送るつもりだったが、ペストの流行で大学は休校になったのです。
ニュートンは故郷に帰りました。休校は2年に及んだ。そこで、リンゴが木から落ちるのを見て、膝を打ちました。
リンゴは実は落ちたのではなく、地球に引っ張られたのだ。
それで生まれたのが「万有引力の法則」です。
さらに、「微分積分」の考え方も発見した。
科学史に残る偉業が生み出されたです。
高陵中学校、定塚小学校にも、実は新たなニュートンが再び現れているかもしれません。