「地域食堂」「学習室」などの要望に市当局は 9月議会総括②

 

高岡市が打ち出した「解体と売却」という方針に平米地区の住民が驚きました。

地元住民はこの夏、子どもたちと一緒委、グランドで草むしりをやっていました。

私も毎日手伝いました。

その時の会話を聞いていて、大変勉強になりました。

子どもたちが「自分たちが通っていた学校なんだから、グランドは雑草ぼうぼうでは可哀そうだ。」と言えば、

大人は「『高岡の学習院』と言われた母校なんです。廃墟になるのは、あまりに悲しい」と嘆いていました。

この空き校舎をどうすればいいのか。

地元住民は、草むしりをしながら熱く議論していました。

目を輝かせ、知恵を絞っていました。

ある住民は「地域食堂」を提案していました。子どもだけでなく、地域の高齢者らも食べる食堂です。

学校に調理室があるので、そのまま使うのはどうかというのです。

また、別の人は、高校生らが勉強できる「学習室」にしてはどうかと話していました。

ウイング・ウイング高岡の学習室が手狭になっているからです。

解体するにしても、壊すにしても、

平米小学校の跡地については、最終決定するまでには時間がかかると思われます。

私は住民の意見を聞きながら、

当面の用途をどうすべきか議論すべきだと思いました。

 

そこで9月議会で質問しました。旧平米小学校の校舎の当面の用途について、地域住民の中では、「地域食堂」や「学習室」などに利用すべきという

声が出ていますが、当局の見解をお聞かせください。

それに対し、当局は「地域住民に開放することは考えていない」と否定しました。理由は、施設利用に伴う冷暖房、清掃、警備などの管理上の課題もあるからだというのです。

確かに、エアコンはすでに取り外されています。

しかし、それでも、このまま放置するのでしょうか。

私は腑に落ちません。