「投票率を上げる」が争点
今日付けの日経新聞に、松島完さんという高校教師(元地方議員)が投稿していました。
この方は、ネット上で調べると、
元長崎県議。この文章を読み、私は衝撃を受けました。
我が子を公務員にしたい。我が社のために公共事業を受注したい。
「何とかなりませんか」と言われると、体内がコンクリートになった気がした。
県議としての11年間でたくさんの相談と向き合った。もちろん、違法行為はできない。だが、クロに近い口利きを依頼されたことは一度や二度ではない。
そうなんですね。僕は市議になって1年半。一度もそんな依頼を受けていませんが、長く県議をやると、いろいろな口利きの誘いがあるようですね。
松島さんはその上で、こう指摘します。
「口利き記録条例」をつくろうとしたのは、政治家としての自分を守るためでもあった。
法は、単純にシロかクロかで割り切れない面がある。自身の欲を満たしたい支援者と、
票が欲しい政治家が、灰色の湯につかる。
政治家を灰色の不徳の湯に案内するのは政治家ではない。支援者なのである。
こうした政治家と支援者の持たれつの関係を、
松島さんは「政治の不徳」と表現しています。
政治家は特定の人とつながっているが、
これを広く、薄いつながりに変えることが大事だとして、
松島さんは投票率を上げたいと、訴えています。
その通りですね。
投票率を上げる。これが今回の県議選の最大の争点ですね。