「90年以降最低賃金」の波紋

「政治とカネ」の問題で、なぜ世論がこれほど反発しているのか。

政治不信の理由について、国民の生活が苦しくなっているからだ。そんな意見をよく聞きます。

政治家の海外視察などにも、厳しい視線が注がれています。

私自身、政治家の一人として注意しなければなりません。

 

こんな世論の動向を裏付けるデータがきのう発表されました。

去年の実質的な賃金は2年連続で減ったのです。

給与総額は1・2%増えましたが、物価が3・8%上昇。

物価上昇分を差し引いた、実質賃金は、2・5%減なのです。

実質賃金指数は、1990年以降で最も低かったのです。

1990年といえば、私が記者になったころです。

それからずっと賃金が下がり続けているのです。

とりわけ、若い人の生活が苦しくなっています。

大学生の半分が奨学金を借りていて、

300万円ほどの借金を抱えて社会人デビューしているのです。

 

こうした数字こそが国民の実態なのです。

政治家として肝に銘じて、仕事をしてきます。

 

 

 

 

 

 

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