「歴史文化都市」高岡はどこへ

 

3月4日は、高岡市議会3月定例会の代表質問でした。

代表質問というのは、4人以上の大きな会派だけができる質問です。

自民党未来創政会の高岡市議と、自民党議員会の横田市議の2人が

議席に立ちました。

それぞれの会派が所属する議員らが総力を挙げて書いた質問です。

大きな会派の代表質問だけに、市長が答える場面も多かったです。

 

印象深かったのは、横田市議の質問です。

歴史・文化への予算配分が減ったと指摘したのです。

角田市長が掲げた市長の特別枠5億7000万円のうち、

「歴史・文化」がわずか250万円でした。

「少なさが際立って見える」。数字を挙げた質問は、鋭かったですね。

 

僕は高橋前市長時代、高岡にいなかったのですが、

帰省するたびに思いました。

「歴史文化都市のイメージが色濃くなっている」。

金屋や山町を歩くと、その雰囲気を楽しめたのです。

それは、高橋前市長の功績だと思います。

ほかの地方都市とは違う高岡らしさ。

それが高岡のブランド力の向上につながります。

さらに、そのブランド力をもっとアピールする必要があります。

まだまだ知名度不足です。日本、いや世界に情報発信すべきなのです。

 

僕は何事も、「ブランディング」と「マーケティング」の双方が

大事だと考えています。

高岡の歴史文化に限っては、マーケティングを強化しなければならない。

歴史文化都市として大事な局面に立っています。

 

そんな局面に、今回の「250万円」という数字。

衝撃を受けました。

議員と行政は緊迫感が必要です。

議会は、行政をチェックするのが大事な仕事です。

先輩らが築いてきた「歴史文化都市」高岡。

今後、どうなるのか。

僕自身も、議員としてチェックしていきます。

 

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