「空き家」特措法と高岡市

 

高岡市内を歩いていても、今にも解体しそうな空き家をよく見かけます。

こうした建物をどうするのか。空き家大国ニッポンの大問題です。

 

2015年5月にある法律が施行されました。

空き家対策の切り札とも言われた、空き家対策特別措置法です。

行政は、危険性のある「特定空き家」に指定すれば、所有者に取り壊しや、修繕などの命令ができるのです。

所有者が従わない場合、行政代執行も可能となります。

この法律が施行されて、最初に動いたのは、神奈川県の横須賀市です。

2015年10月、古くなった「特定空き家」を取り壊したのです。

 

空き家対策特別法に基づき、行政代執行で取り壊すしたのは、

横須賀市は全国初でした。

当時、私はテレビ朝日のニュース番組の責任者。

取り壊しの一部始終を映像で取材できるとあって、部下に現地に行ってもらい、

大きくニュース展開しました。

業者の作業員が窓を外し、取り壊し作業を行っている映像はインパクトがありました。

国民の関心が高いからか、視聴率も良く、このころ行政代執行があれば、

ニュースにしていました。

それから、8年。私は今、高岡市議会議員として空き家問題に直面しています。

そしてこの法律も全国に普及しています。

自治体に立ち入り調査権を認めたこの法律。

施行から8年。高岡市では、どうでしょうか。

 

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