ごみ先進地と思いきや・・・掛川市に教えを乞う
今年最後の日です。
書こうと思って書けなかったこと、いわば「宿題」をお伝えします。
今年6月8日にフェイスブックでこんな投稿をしました。
「今日はゴミ当番の日です。高岡はしっかり分別されております。しかも当番制でチェック。
東京に比べて高岡はすごい。ゴミに関しては先進地かなと、誇りに思っています」。
私は高岡市のゴミの分別が東京より多いことで、喜んで
投稿したのですが、ある知人からこんな反論が来ました。
「今年春に発表された環境省のごみ処理の概要(令和2年度実績)では、高岡市の1日1人当たりのごみ排出量は957㌘で
全国平均の901㌘を下回っています。
環境省は人口規模ごとにランキングを出していますが、人口10万人以上50万人未満の部では650㌘ぐらいまで減らさないと全国トップ10には入りません。
現状では高岡は平均点以下の自治体です」。
厳しいお叱りの言葉です。
トップは人口11万5000人の静岡県掛川市です。616グラムです。
全国平均の実に3割少ないのです。
掛川市を調べると、平成18年度に「ごみ減量大作戦」を展開。
1人当たりの可燃ごみ排出量について、
19年度までに7%減の目標を打ち出しました。
嬉しいことに、実際は9・7%の削減に成功しました。
また、企業にもごみの減量を呼びかけました。さらに、啓発用ののぼり旗やチラシを配布。
市民いったいで、ごみ減量につとめました。
掛川市在住のある関係者は「目立ってことをやっているわけではないが、
市民の意識改革で、ごみが減った。長年、市民一丸となった長年の取り組みが効いている」と分析しています。
掛川市の話を聞いていると、数値目標を設定するのも大事だなと、思います。
ゴミの減量は身近で脱炭素社会の実現に直接影響します。
地道に長く、取り組みを続けるべきですね。