マラソンを始めたきっかけは、ある言葉

 

私は週末のたびに、富山マラソンの練習をしています。

きょうは戸出まで。往復16キロほどです。

かなりしんどかったですが、達成感はありますね。

 

思えば、初めて参加したのは、8年前の2016年です。

私は当時テレビ朝日報道局勤務。忙しい日々を送っていました。

8年以上にもわたる「報道ステーション」では、ニュース全体の責任者でした。

100人以上のスタッフに仕事を指示。緊張感をもって仕事をしていました。

番組終了後、深夜12時からの会食。番組構成に関して、喧々諤々の議論をして、2軒目に行けば、早朝帰宅となっていました。

時には当時、キャスターだった古舘伊知郎さんも交えての懇談でした。

その後、異動した早朝の番組「グッド!モーニング」。週に2回ほど徹夜の30時間連続勤務をこなしました。

一睡もしない、状態で、ニュース番組の陣頭指揮をとっていたのです。

しかも、会社も仕事以外でも、取材や原稿の執筆に追われたり、地方講演したり。本を執筆し、作家としてデビューしていたのです。

自分でもよくあれだけ仕事ができたなと思うぐらいハードな時間を過ごしていました。一方で、体はたるみ切っていました。

そんな時、当時、親しくしていた幻冬舎社長の見城徹氏が私に強烈な言葉を投げつけたのです。

「孤独なトレーニングを終えた時には、肉体だけでなく精神までもが鋭く引き締まる。体がたるんでいる状態では仕事という戦場では戦えない」。

週に5回程度ジムで鍛えぬいている見城氏にとって、戦うための最大の武器は体だという主張です。

私はその話に妙に納得したのです。そうだ。体を鍛えぬくことこそが、仕事の一段の飛躍にもつながるのではないか。

そして、「無謀な」マラソンへの挑戦が始まりました。まずはゆっくり走ることから始めました。

1キロ走っても、「ぜえー」「ぜえー」と肩を落として、しゃがみ込んだのです。徐々に、走行距離を伸ばしました。出張に行っても、シューズを持参し、練習しました。そして体重を7-8キロ減らしました。

体が軽くなると、格段と走りやすくなります。毎日走るようになり、直前には、20キロまで到達したのです。

 

あれから8年。政治家にとって、走ったり、歩いたりすることは、大事ですね。

街を観察することです。

今後も、走る政治家を続けます。