「高岡愛」誕生その瞬間②
高岡市議に当選してから1年経ちました。3人の新人がつくった新会派「高岡愛」として
活動させていただいています。支援をいただいている皆さまのお陰です。
我々の会派3人は自民党の党籍を持っています。それなのになぜ、あえて新しい会派をつくったのか。
当時のメモを初めて公開します。
「当選確実だから、すぐに選挙事務所に来て」。
午後11時15分ごろに、私は選挙事務所に姿を現しました。
遅い時間帯にもかかわらず、多くの支援者が集まっていました。
投票結果は、8656票を得て、2位当選を果たしました。
トップは嶋川武秀さんの1万1604票。嶋川さんは漫才師をやりながら、地元の報道番組のキャスターを務め、知名度抜群です。
告示日の総決起集会では落語家、三遊亭円楽さんも応援に駆け付けるなど、話題をさらった人物です。
これまで過去最多は、2017年の4556票。嶋川さんにしても、私にしても大きく更新し、地元では話題が沸騰しました。
「県議選並みの得票だった」という声も聞きました。
私がとった8656票。想定以上です。
市長選に出て、2万票近く獲得したというものの、地元の人は、
「市長選と市議選は違う。出町は連合自治会の応援を得てないから、落選するかもしれない」と指摘していました。
市議選は小学校の校下に根差しており、それぞれの地区では自分たちの地区の候補者に投票するからです。連合自治会の締め付けが強いというのです。
結果的には、そうした見方が覆されたわけですが、決して自信があったわけではありません。
それに、この選挙で、もう一人注目されたのは、26歳の新人、熊木義城さんです。
自民党籍を持っていますが、Uターン組。元京都市市議会議員の秘書です。彼も連合自治会から推薦をもらっていない候補者でした。