海外の政策を学ぶ 富山市と明石市
本日、ある新年会で、元富山市役所の部長とご一緒させていただきました。
その方曰く、「富山駅の高架化の構想などは、森市長がヨーロッパ出張で、アイデアをひらめいた。駅が高架化していたのです。
森前市長は、英語やイタリア語に堪能で、海外の都市政策を勉強していた」。
富山市では、路面電車の南北接続事業の完成で、
南北j市街地の一体化が実現したが、そのきっかけは、森前市長の海外視察だったそうです。
高架化しているのを見て、富山市で導入したというのです。
海外を学ぶことは大事だなと改めて思いました。
この話を聞いて思い出すのは、明石市の泉市長の論文です。
明石市と言えば、子育て政策の充実で知られていますが、
「2023年の論点100」という別冊に掲載された論文によれば、
泉市長もまた、海外の政策を学ぶ重要性を訴えています。
「明石市の政策はほとんど海外からの直輸入」だとし、
養育費の立て替え政策は、フランスやスウェーデンに学んだと言います。
さらに、子ども関連の予算。日本はOECDと呼ばれる先進国の平均値と比べると、
予算は半分です。一方、土木費は倍。
明石市の予算配分では、子ども予算を倍増し、土木費は3割削減しました。
泉市長は「世界最先端の政策ということは、時代の切実なニーズ。やって当然の政策ばかり」だと指摘しています。
森前市長は都市政策で、一方の泉市長は子ども予算。
どちらも、世界の動きを見て判断なさっています。
海外を知ることは、やはり大切なのです。