空き校舎「解体・売却」の意味 9月議会総括①
高岡市議会9月定例会が先週終わりました。これで、1年間、4回の議会が終わりました。
大体、議会の雰囲気がつかめてきました。
今回の9月定例会で、私が質問したテーマは空き校舎と公共交通でした。
当局の答弁は一言でいえば、こうです。
①空き校舎については「解体もしくは売却」。
②公共交通については「コミュニティバスを導入する予定はない」です。
当局は明確な方向を打ち出しました。
何があったのか。報告します。
①空き校舎
今後次々に生まれる空き校舎問題ですが、「有利な地方債」というのが
キーワードです。
地方債というのは、高岡市の借金です。
4年後には高陵小学校の校舎が新築されます。
多くの費用がかかるので、後で国から多くのお金がもらえる借金、「有利な地方債」が必要。
そのためには旧平米と旧定塚の2つの空き校舎を解体、
もしくは売却しなければならない。
それが高岡市の言い分です。
それも一つの考え方です。財政の負担は軽いほうがいいです。
しかし、解体や売却以外でも、保育園やサテライトオフィスなどに転用する場合でも、
有利な借金は使えます。それを高岡市は触れていません。
空き校舎の利活用次第で、高岡市は生まれ変わります。
これだけの空き校舎ができることは歴史上初めてです。
まずは、高岡市全体の未来像はどうなるのか。
まちづくりの議論は最初にしなければならないと思います。
同じ空き校舎でも、平米、横田、古府など、それぞれ違うのです。
その地域の特性などを踏まえ、売却するのがいいのか。
解体すべきなのか。それとも、市が保有し、転用すべきなのか。
さまざまな議論があると、思います。
「鳥の目」で高岡を俯瞰すべきなのです。
100年先を見据えた街づくりが重要です。
さらに、注意しなければならないのは、この地方債の条件です。
「統合校の供用開始から5年以内の解体、売却」となっています。
統合校の「供用開始」という難しい言葉を使っていますが、つまるところは
新築された高陵小学校に、子どもたちが通うタイミングです。
それは4年後です。その開校から5年以内、すなわち9年以内の解体、売却ということになります。
そうなると、旧平米校舎は最大で9年間、放置される可能性もあるのです。
雑草どうなるのでしょうか。
住民は不安な気持ちを抱きます。
それについては次回お伝えします。
最近の動き
9月27日議会運営委員会、総務文教委員会、原稿執筆、自治会で印刷物配布
29日拉致問題舞台劇鑑賞
30日議会運営委員会、議員協議会、本会議、広報公聴委員会
10月
1日射水神社で朔日祭、
2日障がい者のおやじの会の人と一緒に清掃
3日東京で議員研修
4日地方議員連絡協議会、決算勉強会、公共交通で勉強会
5日モーニングセミナー、ランニング、お礼の電