9月議会③サブアリーナと総合体育館、2重投資懸念に
きょう、震災で閉館していた高岡市民会館(東洋通信スポーツセンター)が
11月1日から利用再開となりますが、私は9月定例会で、竹平記念体育館のサブアリーナ、その後の総合体育館というのは
二重投資になるのではないかと質問しました。
(出町) 角田市長は8月2日の記者会見で整備計画が凍結された総合体育館については「市民の夢であり、必要だ」とし、整備目標年を盛り込んだ計画の策定に秋以降着手する方針を示しました。総合体育館は7年前の段階で約80億円を投じる予定でした。今はさらに金額が膨れ上がっていると思います。そこで質問です。竹平記念体育館にサブアリーナを建設し、その後、総合体育館を整備するのでは、二重投資にならないか懸念されるが、見解は。
(高岡市当局)現在、教育将来構想検討会議において、今後の体育施設の在り方について検討していただいており、その中で、東洋通信スポーツセンターの中長期的な利用が見込めないことを踏まえると、早い段階での代替施設の検討が必要とのご意見をいただいている。近く最終報告書を受けることになっているが、この報告書を受けた後、体育施設の具体的な整備計画を策定する。
(出町)確かに今の高岡市の財政は改善しています。実際、直近の令和元年から5年度の過去5年における決算額で、市債が約197億円減り、基金は約67億円積み増しています。財政が改善してるとは言え、今後、震災復興や学校再編、本庁舎再整備など大型の投資案件が目白押しです。こうした中、体育施設で、二重投資になると、財政が再び、悪化するのではないかと懸念しています。
先ほどもいいましたが、資材費や人件費の高騰だけでなく、維持管理費も必要になるのです。加えて現在、東洋通信スポーツセンターの修繕にも取り掛かっています。長期的な考えの下、財政面もしっかり考慮して判断していただきたいと思っています。