50代女性が栄養失調か・・・「孤立」を防ぎたい

先日、高岡市内で50代の女性が自宅で倒れているのが見つかりました。

栄養失調とみられます。

その女性は一人暮らし。近所づきあいはありません。

近所の人によれば、その50代の女性は、母親と2人暮らしでしたが、

母親が死亡。女性は病気になってからは対人恐怖症になり、家に閉じこもっていたそうです。

「町内会費も払えない」と訴えました。

 

この女性の家では、電気、水道、ガスなどがストップしていました。

ただ、この女性は、ごみ出し当番には出ていましたが、

ある日、姿を見せません。

近所の人が異変を感じて、自治会長に通知。

民生委員なども巻き込み、

最終的には、警察がこの女性宅の2階から入りました。

そこで女性が倒れているのを発見しました。

その女性は入院し、助かりました。

助かったのは良かったですが、

危ういところでした。

 

私の自治会でも、昨年末に、一人暮らしの高齢女性が死亡しているのが

発見されました。死後数日たってです。離れたところに住む息子が

電話をしても出ないため、異変を感じたそうです。

 

高齢者などの孤独死をどう防ぐのか。

重い課題です。

 

高岡市では、介護サービスを受けていない、

77歳の人を対象に、聞き取り調査を行っています。

そして、必要に応じて、地域包括センターにつなぎます。

地域の民生委員は一人暮らしの高齢者などに声かけをやっています。

また、一人暮らしの高齢者が希望すれば、

緊急警報装置を配布しています。

ただ、孤立死の数などは把握していないそうです。

 

 

孤独死を対策にいち早く乗り出した自治体があります。

東京都足立区です。

2012年に条例を制定して、孤立ゼロプロジェクトを展開しているのです。

まずは、実態調査です。

介護保険サービスを利用していない70歳以上の一人暮らし、

75歳以上のみで構成されている世帯が調査の対象となります。

自治会、民生・児童委員が、区の情報をもとに、聴き取り調査を行います。

調査では、どれぐらいの頻度で世間話をしているのか、困りごとの相談相手がいるのか、などを聴いています。

調査の結果、孤立のおそれがあると判断された場合には、関係機関や必要な行政サービスにつなぎます

 

つまり、ボランティア登録した、1000人の市民、「絆のあんしん協力員」が声掛けや見守りなどをするのです。

また、コンビニやスーパー、新聞配達など関係団体875団体が登録。

通常の業務の中で高齢者に気を配り、気になる方に関して、地域包括支援センターへ連絡しています。

足立区は「お節介の町」を目指しているのです。

高齢者の孤立死のデータもあります。

東京都監察医務院のデータなのですが、

令和2年は371人。平成29年は270人。

4年で100人増えているのです。

男女や季節ごとのデータもあります。

 

 

声かけしてほしくない人もいるかもしれませんが、

孤独を感じて、誰かと話したい高齢者は数多くいます。

高岡市でも急ピッチで、

一人暮らしの高齢者が増えています。

「お節介」。私は高岡でも大事だと思っています。

 

青臭いかもしれませんが、

政治の役割は、立場の弱い人、困っている人を守ることです。

「弱気を助け」。武士道精神を忘れずに、日々活動します。

 

 

 

4月

14日会派室引越し

15日定塚社会福祉協議会の理事会、富山視察

16日黒部の桜まつり

17日議会で打ち合わせ

18日代表者会議、議員親睦会、動画撮影

19日議運

20日自民党政調、市連役員会、産業建設常任委員会、議員親睦会

21日高岡ライオンズ

22日古城公園でランニング、定塚社福の総会、子ども食堂、藤岡先生の50周年祝賀会

23日射水神社の例大祭、市政報告会、渡辺県議の母のお通夜

24日ラグビー協会の打ち合わせ

25日事務局会合