9月議会報告①竹平記念体育館のサブアリーナの予算は

一気に選挙モードになりましたが、9月議会を改めておさらいします。大事な話が含まれているからです。

私が質問したのは、公共施設です。

 

(質問)自治体経営にとって、公共施設の在り方は極めて重要です。高岡のみならず、全国のどこの自治体でも、大きな問題となっています。高度成長期につくられた施設が今、老朽化しており、その更新費用が自治体経営にとって大きく負担になっているからです。

さらに注目されるのは、公共施設の維持管理費。建設費の5%ほどかかるといわれています。つまり、100億の建物なら、5億円という計算です。

新しく公共施設を建設する場合、建設費だけでなく、維持管理費も重要なのです。公共施設に関しては、長期的なグランドデザインを描いて、建設するかどうかを判断すべきだと、私は考えています。

この夏、私が驚いたのは、7月22日に公表された高岡市の教育将来構想検討会議の報告書です。「竹平記念体育館にサブアリーナを併設する」と明記されたのです。サブアリーナは、メインアリーナと一体運用することをうたっています。

これは、2017年に建設が見送られた新総合体育館整備までの暫定案だとしています。

このサブアリーナについては、先の総務文教委員会でも、当局からは、会議における委員の意見として、「竹平記念体育館にサブアリーナを 10 年以内に建設するという考え方」との答弁がありました。

そこで質問です。高岡市の教育将来構想検討会議において示された、竹平記念体育館に併設されるサブアリーナについて、資材費や人件費が高騰する中、どれぐらいの予算がかかるのでしょうか。

 

(答弁)教育将来構想検討会議において委員から「現状では、竹平記念体育館の中長期的な利用が可能であり、最大限利活用することを前提すれば、新たな体育館建設までの段階的な対応として、サブアリーナを併設することが考えられる」とのご意見があった。

教育委員会では今後、教育将来構想検討会議から報告書を受けた後、報告書の内容も十分参考にさせていただきながら、今後の対応について検討していくこととしており、その中で整備に必要な経費について試算していくことになるものと考えている。