富山でカラス「8割減」…え!高岡は
16日早朝ラジオ体操の帰り、私は、近所の人から「新聞読んだ?富山のカラスすごく減ったって」と言われた。
家に帰って読んだ。北日本新聞の報道だ。
その記事は、富山市中心部のカラスがピーク時から8割減少していると報じていた。
富山市は5年前から富山城址公園周辺で、カラス対策を強化し、捕獲用のおりを増やした。
鳴き声をスピーカーで流し、おりに誘導する取り組みなどを始めた。
その結果、21年度は2195羽で、ピーク時の1万1898羽から、大幅減少していた。
まさに、私がこだわっている「スモール・サクセス(小さな成功)」のお手本だった。
目に見える「スモール・サクセス」こそが地域を救う。それが私の信念だ。
高岡市でも来年度予算案で、おり1基の増設を認めてくれている。
これは一歩前進だ。個体数を減らすことにつながる。
カラスは追い払うのではなく、個体数を減らすことが大事だ。
富山市と高岡市。同じようにカラス対策を実施していますが、決定的に違うことがあります。
高岡市では、生息数の調査を実施しないのです。
私は12月議会で、生息数の調査を求めました。
しかし、担当部長は、「当面は、捕獲対策に注力したい」と回答。
さらに、「今後、より効果的なカラス対策を講じていく上で、生息数の把握が必要になる場合には、
調査の実施を検討してまいりたい」としたのです。
私からすれば生息数調査を「やるか」、「やらないか」を答えてほしかったのですが、官僚言葉で煙に巻くような答弁でした。
私は大いに落胆しました。調査もしないなら、カラス問題の解決は程遠いのではないでしょうか。
この答弁を聞きながら、私は最近、よく行政で使われている言葉を思い出しました。
それは、EBPM(Evidence Based Policy Making=エビデンス・ベースト・ポリシー・メイキング)です。
直訳すれば、証拠に基づく政策立案です。
つまるところ、経験や勘で行ってきたその場限りの政策をやめ、目的や根拠を明確化した上で、
政策を実施するやり方です。まさに、富山市は、
生息数の実態調査を行った上で、カラス対策を実施したのです。
エビデンス、証拠集めを実践したのです。
高岡市でも生息数の調査は急務です。
おりを増やしても、生息数が増えたとも減ったとも分からないのです。
さて、カラス問題。今後も追求していきます。
今週は
14日 地元の支援者らとの会合
医療関係の女性との会合
15日 高陵中学校の卒業式
後援会の関係者と会合
16日 本会議 一問一答方式
会派説明
17日 定塚小学校の卒業式
砺波市の方を高岡案内
18日 駅南のサービス付き高齢者向け住宅の地鎮祭
高岡ライオンズ
議会で打ち合わせ。