出生率0・94が1・97に、その秘密は

本日の日経新聞の一面の記事の見出しが目に留まりました。

「子どもの数増」。え、目を疑いました。

よく見ると、「大卒女子」と書かれています。

国立社会保障・人口問題研究所の2021年出生動向基本調査によれば、

妻が大卒以上の夫婦の子どもの数は1.74人と19年ぶりに上昇したのです。

前回調査の2015年の1・66人を上回っています。

育児と仕事の両立支援が影響しているといいます。

 

さらに驚くのは、伊藤忠商事です。女性社員の出生率は21年度、1・97にになったのです。

10年度にはわずか0・94。

21年度は、国の20年の出生率1・33を大幅に上回っています。

伊藤忠はこの変化を、10年度以降進めてきた働き方改革の結果であるとしています。

残業がある場合は、翌朝勤務を奨励しているのです。

「収入があり、良い働き方ができれば産めるということだ」としています。

 

一方、中高卒の女性生む子供の数は減り続けています。

記事は「経済的な理由などから中低所得者層が生みにくくなっている」との専門家の言葉を

引用しています。

 

さて、高岡です。高岡市民の年収は1975年県内の市町村でトップだったのですが、

その後、じりじりと下がり、当時調べたデータでは県内6位になっていました。富山市並みにするには、

月給2万円アップが必要。そのため、企業誘致などが大事だ思っています。

高岡にとって最大の問題点は人口減少です。

それを克服するには、さまざまなアプローチが必要ですね。