北方領土の日 「引き分け」を想う

きょうは北方領土の日です。

私も北方領土返還を求めて、自民党の仲間と一緒に高岡駅前で、
街頭に立ちました。
私はプーチン氏のやり方を猛烈批判しました。
街頭では話が長くなるのでいいませんでしたが、
「だまされた」という思いがあるからです。

私はマスコミにいたころ、何度もプーチン政治を報道してきました。
今になって思うのは、用意周到なプーチン氏の狡猾さです。

きっかけは、2012年3月。
プーチン氏の「引き分け」発言です。

当時、プーチン氏は日本のメディアに
「領土問題は引き分けが良い」と発言したのです。

プーチン氏は柔道家。
あえて引き分けという発言をしたのです。

「引き分け」なら北方四島のうち歯舞(はぼまい)、色丹(しこたん)の二島返還ではないかという憶測も出ました。
私はこの歴史的なインタビューを成功させた記者と頻繁に
酒を飲んでいました。
歴史の転換点になるのではないかと、私もワクワクしました。

安倍総理は政権復帰後、頻繁にプーチン氏と会談。
北方領土返還が実現するのではないかとの期待感が出ました。

今になってみれば、そもそもプーチン氏が「引き分け」する考えはなかったかもしれませんね。
あのウクライナ侵攻のやり方をみれば、
経済協力をしてもらうための「引き分け」発言だったのかもしれません、

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