「高岡が舞台」の小説もっと出そう
市議会議員にとって、高岡を売り込むというのも大事な仕事です。
高岡を舞台にしたサスペンス小説、「父の声」が7月に発売されます。
主人公は大仏近くに住んでいる中年の男性なのです。
筆者は、大御所の小杉健治さんです。
取材のため高岡を訪れました。
この本のタイトルは「父の声」(文藝春秋)。
疾走した父と家族との絆を描いて、ドラマ化された
『父からの手紙』(光文社文庫)に続く、感動のミステリー長篇です。
この本は50万部の大ヒットとなりましたが、
「父の声」も大いに期待が持てる作品です。
私は一応、ゲラを読みました。
ググっときました。
なぜ高岡なのか。きっかけは担当編集者の鳥原龍平さんが、小杉さんに高岡を舞台にと強く勧めたからです。
その鳥原さんは実は私の担当編集者でもありました。
私が、丸井の創業者、青井忠治さんについて
「景気を仕掛けた男『丸井』創業者・青井忠治」を出版しましたが、
鳥原さんはその担当だったのです。
鳥原さんが、私と一緒に、高岡を訪れた際に、魅了され、
高岡を舞台にした小説を出したいと、思ったそうです。
まだまだ高岡は知られておりません。
アピールすれば、
もっと多くの小説映画の舞台になる可能性は充分あります。
ちなみに、小杉さんは、鳥原さんと一緒に、高岡を私と回りました。
その際、私はさまざまな話をしましたが、小杉さんは、その話の中から、
あと2冊高岡を舞台に本を出したいと明言なさいました。
そのテーマについては、ここでは申し上げられませんが、
それもぜひ実現したいと思っています。
ちなみに今回の「父の声」はこんなストーリーです。
「高岡市に暮らす奥村順治は、東京で暮らす娘ののぞみが婚約者を連れて帰省するのを待っていた。娘の婚約者である本間明を明るく迎えた順治だが、彼のある言動に不審を抱く。娘の変化も気になり、順治は娘のことを追って東京へ向かう。どうやら、のぞみは本間に騙されて覚醒剤に手を染めているらしい。娘を救おうとする順治だったが……。男とクスリに溺れた娘を、父親の愛は救うことができるのか? ラストに大きな感動が待ち受ける感動のミステリー」。
小杉健治(こすぎ・けんじ) 1947年東京生まれ。83年「原島弁護士の処置」で、オール讀物推理小説新人賞を受賞し作家デビュー。87年『絆』で日本推理作家協会賞を、90年『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞する。以降、社会派推理、時代小説の旗手として絶大な人気を誇る。
■著者紹介
小杉健治(こすぎ・けんじ) 1947年東京生まれ。83年「原島弁護士の処置」で、オール讀物推理小説新人賞を受賞し作家デビュー。87年『絆』で日本推理作家協会賞を、90年『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞する。以降、社会派推理、時代小説の旗手として絶大な人気を誇る。