「1・26」ショック・・・高岡市では
きのう驚きのニュースがありました。
合計特殊出生率が「1・26」。
2005年と並んで過去最低だったというのです。
恐ろしい数字ですね。小数点以下をみると、
05年より悪い数字です。
日本という国の将来が思いやられる数字です。
僕は思わず、高岡市に、出生率を聞きました。
すぐに答えてくれると思っていたのですが、
3時間ほどして返ってきた答えは
市は独自で出生率を出していないとのことでした。
合計特殊出生率は15歳から49歳の女性が産んだ子どもの数を、
それぞれの年齢別の人口で割って合算してはじき出す数字です。
ある公務員OBは、「算出するのは難しくない」と指摘。
「国が出生率を出しているのに、基礎自治体の市が出していないというのは考えられない。出生率は
さまざまな政策の基本になる」。
振り返れば、僕が少子化に直面したのは
駆け出し記者のころです。
1990年の「1・57ショック」。
それ以来、日本の最大の課題は少子化で、
政府もその数字をにらんで政策を打ち出してきました。
僕もやはり、高岡市でも合計特殊出生率を出すべきだと思っています。
基本データを出して、政策を決定する。それが基本です。