給料の手取り増えない!その理由は
私は27歳と29歳の息子がいますが、
彼らの世代は大変だと、思っています。
働けど働けど、自由に使えるお金は増えないからです。
社会保険料「30%」時代が到来します。
社会保険料とは、医療、介護、年金の各保険料を合わせた数字です。
23年度は、29・5%と過去最高になる見通しです。
つまり、企業が給料を出しても、その3割が保険料です。
保険料の場合は、企業と個人が折半していますが、
税金と併せた「国民負担率」という数字では今年度、46・8%になる見通しです。
国民や企業は、単純化すると稼ぎの約半分を負担している計算になります。
現役世代は重い負担となっています。
日本経済新聞によれば、75歳以上の人は年金、医療、介護で年間300万円給付されています。
一方、支払っている保険料は15万円。その20倍も給付されているのです。
一方、40歳から44歳では、本人負担分として年間40万円支払っていますが、
医療費など給付は12万円ほど。
支払いの3分の1以下なのです。
世代間の格差大きいですね。
私が就職した1990年には、高齢者1人を支える現役世代は5人ほど。
今では2人を割り込んでいます。現役世代1人が高齢者1人を支える時代に近づきます。
政府は企業に賃上げを求めていますが、
給料の手取りは増えません。
結婚しない若者が増えているというのも、
経済的な側面も大きいですね。
現役世代に負担のかからないのようにするにはどうすべきか。
なかなかすぐには回答が出ませんが、
政治家としていっそう勉強すべきですね。