高岡市民病院の薬剤師不足!その原因は
きのうは高岡高校の同窓会がありました。
その席で、高岡市民病院では、薬剤師不足が深刻だという話を聞きました。
薬剤師の募集をかけているが、なかなか人が集まらないというのです。
その理由は、薬剤師がドラッグストアなどに流れ、公立の病院には人が
来ないというのです。
問題は給料です。ドラッグストアの方が公立の病院より
初任給が10万円ほどいいのだそうです。
薬学部は平成18年度から6年制になりました。
6年大学に通わないと、国家資格を得られないのです。
私立の薬学部だと、1000万円以上の学費がかかり、奨学金をもらって返済しなければならない
学生も多いのです。
給料は大事なポイントになるのです。
確かに、5月6日付の北日本新聞は、高岡市民病院含めた、県内13の自治体病院にアンケート調査を実施。
回答した12病院のすべてで、薬剤師が不足していると答えました。
高岡市民病院では、373の病床があるのに、薬剤師はわずか16人だそうです。
このため、入退院の際の服薬指導に思ったように時間をかけられないといいます。
2021年3月に富山大学を卒業した。学生のおよそ7割がドラッグストアなどを含む薬局を
就職先に選んでいます。
給料が原因となっている薬剤師不足。高岡市はさまざまな問題を抱えていると、改めて実感しました。