高岡愛、研修「井の中の蛙」にならないぞ

きのうは、高岡愛3人で東京で研修を受けました。

公共施設のあり方についてです。

感想から言えば、大変勉強になりました。

僕がこれまで考えていたことと一致し、

嬉しかったです。

また、新しい行政改革の手法も学びました。

 

 

講師は、東洋大学客員教授の南学さん。

人口減少下において、公共施設が今まで通り作られる時代ではなくなったというのが

南さんのスタンス。それではどうすべきか。

複合化、多機能化が必須としています。

つまり、学校や図書館、公民館などにさまざまな機能を

持たせるようにするのです。

そのためには、それぞれの公共施設の利用実態の分析が必要ということです。

 

また、南さんは公共施設について、市民の生命と財産を脅かす「時限爆弾」と指摘しました。

2012年に起きた笹子トンネルの天井板崩落事故などを

みてもわかるように、老朽化したインフラを放置すれば、

人の命にも直結し、危険極まりないというのです。

施設の管理は、公務員の責任。

下手すれば、業務上過失致死傷罪にも適用されるリスクもる。

このため公共施設の保守点検も必須です。

 

そのやり方として「包括保守点検委託」という

手法を紹介していただきました。

 

従来の保守点検は、それぞれの課が管轄する一つ一つの施設の保守点検を担当しています。

もちろん民間に管理を委託してもらっています。

つまり、職員はそのための委託設計書の作成や単発の修繕、

保守点検業務の発注などに追われているのです。

膨大な作業が職員に降りかかり、

それがコスト増につながっているというのです。

一方、包括的保守点検委託では、自治体が一括して、施設・設備の保守点検や維持管理業務を発注します。

その結果、事務量が大幅に減ったり、民間のノウハウを習得できるというのです。

 

これは、香川県のまんのう町で始まり、明石市など全国に広がっています。

まんのう町で一人の職員が考え、実行した「包括的保守点検委託」。

それが潮流をつくっているのです。

驚きました。

 

岸田政権は人材育成を重視しています。

それには、教育、勉強が必要なのです。

 

全国の自治体ではいろんな取り組みをしているのですね。

高岡でも、いろいろ応用できると思います。

全国の自治体は生き残りをかけて必死なのです。

 

たまには高岡を離れ、

研修会に出てよかったと実感しています。

「井の中の蛙大海を知らず」にならないように勉強したいですね。

 

 

7月11日、参院選のあとかたずけと市内挨拶回り

12日、総務文教委員会

13日、東京で研修

 

 

 

 

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